2010年 05月 24日
知られざる深イイ話「ピポチュー」全3巻フェリーペ・スミス著

日本在住のアメリカ人が描く仁義なき戦い??
作者フェリーペ・スミス、あてもなく物見遊山にアメリカから日本・東京へやってきて見事に漫画家になった男!?なんでも所持金2,3万円で住むとこに困っては道具や机をお下がりでもらいながら漫画を描いていった伝説の男!?今や日本語堪能、ペラペラとか??
アニメとMANGAが大好きなミルトンは、シカゴではオタクとバカにされている。
コミックショップのおにいさんことジョディの気まぐれで憧れの国・ニッポンへやって来た。
ジョディが働く店のオーナー・ギル。実は殺し屋で日本へ来たのはヤクザ暗殺のため!コミック店長は隠れ蓑であった。
そんな彼らの前に巨乳グラビアアイドル・レイコ、ピポチューに感動するホームレス、そして米国かぶれの森本らの登場
日本のアニメ『ピポチュー』ばかり見ていて日本の文化を誤解しているミルトン
レイコらの出会いによって本当の日本を知ることに
さらにピポチューがマイナーな不条理アニメだったことに愕然とする
作中に登場するホームレス男の正体、一時失望しながらも なんとか立ち直るミルトン、
グラドルになった初心を思い出したレイコ。そして、スーツを着るより女装したかったギル??
それぞれがありのままの自分になっていく?? きっかけはピポチューだった。
ラストはミルトン・ジョディ・ギルらのいるアメリカ・シカゴへ向かうレイコさん
そしてボロボロの森本、何か納得
作中に出てくるセリフ
「日本の漫画はこの世のあらゆることをテーマにする」
このセリフがとても名言に聞こえる。まさに深い。