2009年 06月 18日
「牙戦」作画・あだち充&原作・滝沢解・いわゆる黒歴史?!
あだち充の黒歴史!?「牙戦」
主人公は牙(キバ)、これまでのあだち充作品に通じる顔立ちのキャラクター
ライバル一乗寺蘭(以下ラン)の物語、
ふくしま政美と『女犯坊』を生み出した漫画原作者の滝沢解の
シナリオでおくる仰天な青春野球漫画、ネットで入手した古本・少年サンデー5冊だけでもよくわかった
主人公キバがライバル・ランのいる秀和学院へ移り初の試合を開始する
しかし応援にきたキバの仲間達が試合の不審に気がつくのであった。
『高校野球で賭博!?』
さらに仲間達はキバの投球を妨害していることに気がつき見つけたのがレーザー銃?
これまでにいくつかの滝沢解作品(「女犯坊」「魔女料理」「怪物力士」など)を読んだことがあるが
「牙戦」にも滝沢解らしい馬鹿馬鹿しい展開がみられる。
物語は「高校に5,6歳の野球選手2名が登場する、子供と思えない馬鹿力をみせつけ
キバは2人のパワーの秘密に気がつく・・・」ところで終わる
今だに単行本はないまさに『あだち充の黒歴史』あるいは『ダーティな巨人の星』?
【追記】2014/09/14
いつの間にか当ブログで読まれてる記事になっていたのでさらに詳しいいきさつを追文および画像追加
数年前に別のブログから紹介されていた。いやファンサイトだっただろうか?
さきほど「あだち充 牙戦」web検索かけ直してはいるがそれらしいサイトがなかなかみつからない。
サイトも閉鎖されたかも?
とにかくそこのサイトには第1話からのあらすじや漫画のワンシーン。
連載当時の少年サンデー画像も表示してくれてた。
もう読むのに夢中になっておもわず紹介されてる記事全文を読破してしまった。
そこのサイトのオーナーがかなりの古書コレクターということがうかがえる。
後にネットオークションで自分が読んだことのない『牙戦』が収録されている少年サンデー5冊セットを
確認し当然落札購入した。
『タッチ』より古い年代のモノで傷んではいたが読むことができて悔いはなかった。
さすがに数年前の事なので読み終えたらネットオークションに出すことにした。
その時の画像がこちらである。
こちらの方で表示している画像にでている一部のキャラクターだけでも結構すごい
黒人ハーフの少年ならまだわかるけど眼が見えない盲目の少年なんてキャラクターが野球をしていた。
いつかだったが高知県では「まんが甲子園」なるイベントが開かれる。
当然、小学館といった出版社の方々がやってくる。
ちょうどきていた編集者の方へ質問した
『ここ最近いろんな漫画が復刊されているけど、あだち充先生の「牙戦」が復刊する予定は?』
なんてことを聞いたことがあった。さすがに編集者のヒトも『かなりマニアックな!』と驚きの表情をみせてくれた。