あなたの知らない名作


今日2月9日は“漫画の神様”の異名を持つ手塚治虫の命日なり、ココで遺作の一つ『グリンゴ』を紹介

手塚治虫が死ぬ間際に手がけた作品の一つ、サラリーマン漫画『グリンゴ』
『グリンゴ』とは日本語に直訳すると「よそ者」だそうだ。

手塚治虫のサラリーマン漫画にして日本人の自尊心(アイデンティティー)を描く作品

主人公は“ニホンジン”と書いて“日本人”(ヒノモト・ジン)
時は1980年代、日本が『バブル』と言われる絶頂期に差し掛かっていた時期。
大手企業の子会社社長になった早々に前任者の事故死をはじめとするトラブルの数々。

しかもそこはエジプト・サウジアラビア地方付近の中東
物語中盤で部下の裏切りによってさらに治安の悪い近隣国へと左遷、いや新規開拓を命じられる。

今は亡きサダム・フセインを連想させる首領が支配する国、さらに治安の悪化でほぼ無政府状態の地域で新たなるビジネスに挑戦するヒノモト、ふとした事でレアメタルの鉱山を見つけてのし上がっていくところへ
悪徳首領による爆撃騒動、さらに日本の本社、上司の裏切り。

命からがらたどり着いたところはなんと日本の田舎村?
正確には1940年代、日本から中東へ新天地を求めてきた移住者の子孫たちが作り上げたコロニー・東京村
大抵のルールとして日本人以外の者は追放処分。ヒノモトの妻エレンがカナダ人、さらに娘もほぼ妻と同じブロンドヘアー。

しかの東京村の村長ときたらかなりのスケベ!妻エレンに手をかけようとした事を知ったヒノモトは自ら出ていく事に。

かろうじて村を出て行ったものの、近隣国コロンビア国境でパスポート不所持のため入国できずやっかいばらい。イヤイヤ村に戻る事になった。村に移住できる条件とはヒノモトが相撲大会で優勝することだった。

条件は10人抜きの勝ち抜き相撲!しかも準決勝、決勝戦あたりの大戦相手は前大会の優勝者だった!
ヒノモトは前半の5人抜きは楽勝を宣言、しかしそこで手塚治虫がポックリ!他界してしまう。

もしも手塚治虫がもう少し生きていて『グリンゴ』を完成させていたら
相撲大会の結果、東京村の正体などがあきらかになるといった展開があったかもしれない。
枠線が少し気になっていたがオムニバス形式の物語だっただろう。
多分、ヒノモトが命からがら妻子らとバブル崩壊後の日本に帰るといったラストと考えてもいい。
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by notyou0508 | 2013-02-09 23:56 | 漫画・アニメ

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