2012年 07月 24日
あなたの知らない名作
あなたの知らない名作「学園戦記ムリョウ」
いまより10年前にNHKで放送されたテレビアニメ。今より50年以上の未来(2060年代?21世紀後半)が舞台のSFアニメ。今、現代とかわらない日常の日々を送る日本のとある住宅街で暮らすムラタハジメ。
ある日彼の通う学校に転校生・ムリョウがやってくる。
ここからムラタハジメの奇妙にして不思議な日常の始まりだった。
まず驚いたのは制服姿、今となっては廃止されたいるが
なんでも高校卒生のおじいさんからもらったお下がりの制服を着用してきた
一風かわった田舎者と思われていたカレだったが、転校初日から
学校の生徒会役員に呼び出し受けていきなり真剣勝負をけしかけられる。
てっきり柔道か空手の試合を始めるとおもいきや
何らかの衝撃波のぶつけあいをムラタハジメは目の当たりにする。
実は自分の住む住宅地にはるか大昔「神」とよばれる存在が地下深く封印されていた。
生徒会の面々は代々「神」の封印を他国の脅威からまもってきた秘密の一族だった。
さらにムリョウは彼らの応援としてやってきた超能力者だった。
戦う相手はなんと宇宙人、さらにはムリョウをはじめ彼らもまた宇宙人の血を受け継ぐ末裔だった。
やがて後半からムラタハジメの父が世界国際機構といった組織の役員ということがあきらかに。
その他にも学校の先生が実は宇宙警察の駐在員、ムリョウのお姉さんやサーフボード屋アロハさんの正体といった様々な秘密が明らかに。
先月まではケーブルテレビに放送されていた。改めてみてみると作中背景に登場するゲーム機には驚いた!
ペンタブをつかって遊ぶケイタイゲーム機はニンテンドーDSとほぼかわらないデザイン、そのものだった。
(実際、ニンテンドーDSが販売されたのはムリョウが放送されてから2年後だった。)
もっと驚くのはヒロイン・モリヤマナユタの声優は朴姐さんこと朴 璐美(パク・ロミ)だった!
他にも色々数々のコネタや秘密コードが練りこまれていた。
放送当時、人気はまあまあか。「エヴァンゲリヲン」に負けず劣らぬ隠れた名作だった。
NHKアニメ「ふしぎの海のナディア」の放送が終わったら次は「学園戦記ムリョウ」かな?
【追記:2012/11/2】偶然、古書とはいえ漫画版『学園戦記ムリョウ 第7巻』ゲット!
内容はアニメとかわらない演出、ただアニメ版そのまんまにして
描くのも味気ないから漫画版では最終回の追記として特別エピソードが見所。
<学園祭の中、モリヤマナユタの大叔母さんにあたるモモエ&ムリョウの祖父・アソウギとのデートシーン。しかも超能力をつかって若返り!爆笑の場面>
ただ個人的には気になるのは作画者の“滝沢ひろゆき”、絵を見たところエロコミ作家“ちばぢろう”の別名じゃないのか?