2011年 10月 20日
あなたの知らない名作
先日、ケーブルTVで放送されていた「BLOOD-C」がついにラストをむかえて放送終了。
数年前に放送されていた「BLOOD+」とは全く違う新しいストーリーだった。
主人公サヤが田舎町の妖怪を退治する物語と思いきあ
実は彼女の正体、推定年齢・数百才のヴァンパイア(吸血鬼)
数年前に彼女を狙う組織に生け捕りされてしまい洗脳され閉鎖的な田舎町で囚われる羽目に
ついに主役とわずか2名を除く登場人物が死んでしまうという。
本当の自分を探す旅にでるサヤ、しかし田舎町は血の海状態、後味悪いラストだった。
そんな中、こんな漫画をおもいだした。
あなたの知らない名作「不老不死伝説バンパイア」シリーズ 著・徳弘正也
著者・徳弘正也は少年ジャンプ出身の漫画家、1990年代放送されたTVアニメ「ジャングル王者ターちゃん」の作者といえばおかわりだろうか?
舞台は昭和末期の東京
幼い頃に両親を強盗に殺害され祖母と2人暮らしの主人公(少年)はある日、下町のストリッパーマリアと知り合う。彼女を家へ招いてみたら祖母はビックリ!祖母が幼い頃に見た芸者に瓜二つ。芸者の娘か?思いきあそれは違った。
さらには彼女の驚異的な回復力と怪力があきらかに、マリアの正体は単体生殖を繰り返す生命体、通称・バンパイアだった。
祖母が見た芸者の記憶を受け継いで生まれてきたのがストリッパーマリアだった。
しかし、彼女にも欠点があった。基本的女性である彼女は男を抱かずにいられない、性行為を行うクセがあるふしだらなバンパイアだった!
一口でいえば「俗物的なBLOOD」といえばおわかりか?
そこへマリアの体から不死能力を取り出し我が物にしようと企む財閥グループ、さらには彼女を保護支援しようとする「あーちゃん」なる男がひきいる第三勢力の登場だった。
昭和編・ラスト
マリアが新たに自分の分身を生み落とす時が来たところへ何者かに雇われた外人軍団らが発砲突入
一方、あーちゃんの正体が幼い頃マリアと一時、親子のように暮らした仲だと判明
彼女の悪いクセをしって狂ってしまいついには殺害されてしまう?
少年がマリアの産み落とした「新しいマリア」をつれて逃走、能力を失ったマリアは2人をかばって死亡してしまう。結果的にあーちゃんの残した組織が日本を乗っ取る形で終了した。
そして十数年後を舞台に成長した少年と新マリア・2人の活躍を描いた「近未来編」が登場するのであった。
こういう物語を見て思うが「BLOOD-C」の続編がでるとしたら多分、サヤはキャバクラ嬢になっているかもしれない。